「早稲田 次世代AIイノベーション・エコシステム挑戦的研究プログラム(W-SPRING-AI)」では、日本の国家戦略分野に指定されている次世代AI分野を開拓・牽引する志と能力を持つ博士後期課程学生に対して、生活費相当額および研究費の両面から経済的支援を最大3年間行い、支援学生が同分野の研究を本格的に推進・先導し、リーディングサイエンティストに成長することをサポートする制度です。

また、育成コンテンツをはじめとする様々な支援により、支援学生が次世代AI分野に関する高度な専門性と研究遂行能力を身に付ける機会を提供します。

W-SPRING-AIが輩出した若手人材が、将来的には本学の世界に伍する研究大学への進化と次世代AI分野におけるイノベーション創出や日本の産業競争力強化に貢献することを期待しています。

育成コンテンツ(科目履修、海外インターンシップ・企業インターシップへの参加、産学連携研究の実施)

W-SPRING-AIでは、次世代AI分野を開拓・牽引するリーディングサイエンティストとして必要となる、理論から工学・応用までを領域横断的に網羅する「専門性」、生成AIに代表される目覚ましい次世代のAI技術や応用の方向性を捉え次世代AI分野を開拓する「先進性」、AIが将来にわたって社会および産業の基盤となる中で、その様々な領域におけるニーズや課題を捉え革新的な技術や応用を生み出す「展開性」を身に付けるため、以下に示す専門的・実践的素養に焦点を当てプログラムを設定し、採択学生が参画します。
各項目についての具体的な履修要件等は、募集要項をご参照ください。

科目履修

次世代AIの理論や仕組み、展望の徹底習得およびその実践等を目的として、関連科目を履修します。

海外インターンシップへの参加

国際的に活躍することを目的として、海外のAI関連研究機関等において中長期の海外インターンシップに参加します(強く推奨)。

産学連携研究の実施、インターシップへの参加

産業界等で幅広く活躍するために、AI関連の産学連携による研究または企業インターンシップに参加します(推奨)。

経済的な支援

優秀な博士後期課程学生への経済的支援を強化し、次世代AI分野に関する高度な専門性と研究遂行能力を身に付けると同時に、自身の研究に専念することを目的として、本学の博士後期課程1〜3年、一貫制博士課程3〜5年に在学する学生を対象に、生活費相当額および研究費を合わせて、学生一人当たり最大で年間390万円を、最長3年間(支援期間は博士後期課程3年次修了まで)支給します。

研究奨励費等(生活費相当額および研究費)は、以下となります。

研究奨励費等の内容 年間390万円(生活費相当額300万円+研究費90万円)