早稲田大学は、博士後期課程学生支援プロジェクト「早稲田オープン・イノベーション・エコシステム挑戦的研究プログラム(W-SPRING)」の創設を提案し、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)の「次世代研究者挑戦的研究プログラム(SPRING)※」に採択されました。
本プログラムへの採択を受け、本学では将来の我が国の科学技術・イノベーションの基盤となり、社会課題の解決に取り組む博士学生を育成するとともに、博士の多様なキャリアパスを確立させることを目指して、2021年度より博士学生への支援を開始いたしました。
経済的支援として、博士後期課程の学生一人当たり最大で年間290万円を180人に、最長3年間支給するとともに、学位取得後を見据えたキャリア開発・育成コンテンツをカリキュラムに組み込むことで、博士人材が産業界で幅広く活躍するための素養を身に付け、社会実装を目的とした融合的研究に専念できるよう支援します。
本プログラムの実施を通じて、社会の課題解決と産業界のニーズに応え得るべく、博士課程の教育改革をこれまで以上に押し進め、日本の産業競争力の強化と社会の持続可能な発展に寄与していきます。
※次世代研究者挑戦的研究プログラム<Support for Pioneering Research Initiated by the Next Generation>(SPRING)博士後期課程学生による挑戦的・融合的な研究を支援し、優秀な博士人材が様々なキャリアで活躍できるように研究力向上や研究者能力開発を促す事業